稲刈り②

 今年の稲刈りは、天候に恵まれとても順当に進みました。21日に始め、中一日休み29日には全ての田んぼの稲刈りが終わりました。今年のお米の収量は、昨年の2割減でした。このように少ないのは、今までに経験したことがありません。私だけでなく、新野全体のコシヒカリは、良くなかったようです。秋田小町は、稲の花が咲く時期がコシヒカリより早いので良かったそうです。昨年の反対になったようです。(昨年は、7月下旬の雨のため秋田小町の収量は良くなかった。)農業は、天候に左右されます。今年、北海道は日照りのためジャガイモが採れなかったようです。8月の長雨は、新野だけではありません。西日本のお米に影響していると思います。

 阿南町は、ふるさと納税の返礼品がお米なので、アトムで高く買ってくれますが、それでも畦草刈りを人に頼めば赤字です。米作りで儲けるのは、JAと農機具メーカー、米の販売業者、販売店だけで、全ての赤字は生産者がかぶっているのが現状です。自民党総裁選で、各候補が儲かる農業と行っていましたが、どのようにすれば儲かる農業ができるのか示して欲しいものです。

 しかし、苦情を言っていても仕方ありません。伊東農園は、地域おこしと農業の継続、儲かる農業を目指し、これからも取り組んでいきたいと思います。

 

2021年09月28日