ジャガイモ

 伊東農園では、4年ほど前から男爵の代わりにキタアカリを栽培しています。キタアカリは、美味しいとき聞き栽培したところ、旨味がありとても美味しい料理ができます。

 キタアカリは、形が崩れやすいので、カレーには合わないと思われがちですが、キタアカリだけでなくメイクイーンも一緒に入れて煮ます。カレーを作ると、その日は良いのですが次の日になるとキタアカリの形が亡くなるからです。キタアカリの旨味を生かしたカレーを作ってみませんか。ひと味違うカレーができます。

 キタアカリは、男爵のように柔らかいのでポテトサラダに合います。また、キタアカリは、焼きじゃがに最適です。焼きじゃがのレシピは、COOKPadなどに山ほどあります。

 ジャガイモ栽培の難しさは、肥料の量です。トウモロコシなど他の野菜と同じように肥料をやると、とても立派に茎や葉が育ちます。これは凄い、沢山ジャガイモが採れたと思い、収穫するととても大きなジャガイモを収穫できます。しかし、大きいジャガイモは、中が空洞になっている物が多く、商品になりません。

 そこで、伊東農園では、ボカシ肥料だけを少し使い栽培することにしました。2アールほどですので、ボカシ肥料15㎏を1袋だけ散布します。ジャガイモの茎と葉は大きくなりません。でも、これでいいのです。収穫すると適当な大きさ(L,M,S)のジャガイモを収穫できました。

 しかし、ジャガイモ栽培は、同じ大きさのジャガイモばかり収穫できません。どうしても、LL、SS、SSSといったジャガイモができます。傷付いたジャガイモ、規格外のジャガイモをどれだけ少なく栽培するか毎年挑戦です。

 美味しそうなジャガイモです。このキタアカリを使ってどんな料理を作るか楽しみです。  

 インターネットのOWL,食べチョク、ポケットマルシェで販売しました。すると、伊東農園のキタアカリは美味しいと、注文が多く来ました。

 伊東農園では、マルチシートを敷き孔を空けてジャガイモ植え付けます。肥料は、ボカシ肥料だけを使い、畝間に除草剤を使わず、管理機で2,3回草取りをするだけです。土が肥えていてさらさらなのでジャガイモにストレスがかからず、美味しいジャガイモができるのです。また、新野の涼しい気候は、野菜栽培に最適です。ジャガイモだけでなく、他の野菜を栽培しても美味し物ができます。新野の自然の恵みだと思います。